奇妙な「日本地図」の謎―県境・地名のウラ事情から不思議スポットまで (光文社知恵の森文庫)
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コメント
日本地図をメインに、国内の地理に関する珍しいネタを雑学的に収集し案内した本である。このテの本は結構好きで類書も多数所有しているのだが、安手の本の場合、既に刊行された類書からネタを孫引きしてくるパターンがまま見られる。要するに同じネタに遭遇するケースが発生しがちなのである。本書も購入時、一応パラパラッと眺めてみて、知らないネタが割とありそうだな、と思って買ったのだが、読んでみたらそうでもなく、期待ハズレな印象が強かった。
というか、日本‘地図’の謎ではなく、日本‘地理’の謎とした方が実情に適っている気がするのだが、敢えて‘地図’とした理由の方が謎である。‘地図’の方が身近に感じるからか? はたまた‘地理’ではおベンキョっぽいイメージを喚起すると考えたからだろうか?
あと、サブタイトルに謳われているので文句をつけるのは筋違いかも知れないが、「不思議スポット」ネタは余計な気がする。一応、取り上げられた謎についてそれなりに理論的な解説が行われている中、そこを取り扱った章だけヘンにオカルトチックな臭いがして浮き上がっていた。理論追求派とオカルトマニアは所詮相容れないものなのだから、別々の企画に分けて書籍化する方が、読み手の満足度は高まると思う。その辺りの見極めが出来ていない点など、編集方針の粗さが目立つ出来栄えになってしまっている。
落第点!





あきゃさん 